「あじさい会」と「頻尿のお話」

「あじさい会」のお招きを受け、昨日診療終了後に小樽に行ってきました

「あじさい会」は小樽を中心とした女性医師、女性歯科医師の会
診療科を超えて、年2回の勉強会を行っています

私は会員ではないのですが、今回講師としてお呼ばれしました


話の内容は女性の頻尿について、
特に「過活動膀胱」と「間質性膀胱炎」のお話

「過活動膀胱」というのは、何の前触れもなく急に尿意が出現
すぐにトイレに行かないと漏れてしまう病気です

尿意を感じる神経と尿を出す神経が過敏になって、自分の意志とは無関係に膀胱が勝手に尿を出してしまいます

漏れるのが心配で、早めにトイレに行く習慣がついて、頻尿に・・・



一方「間質性膀胱炎」は尿が溜まってくると、膀胱が痛くなったり不快になる病気

しかも何とも言えない不快感や痛みの部位が腰やお尻や大腿に及ぶので、とても苦しいのです

排尿すると少し楽になるので、何度もトイレに行く習慣がついて頻尿に・・・
一回の排尿量が20~30mlくらいしか出なくて、1日に何十回も排尿する方もいます

夜も寝ていられません


原因はまだはっきりしていませんが、アレルギーが関係しているとも言われています。

食事や飲み物の影響を受けているとも言われていて、

特に柑橘系の果物や、酢の物、トマト、梅干しなどの酸っぱい物、

アルコール、カフェイン、大豆製品などなど・・・が症状を悪化させると言われています


たしかに、この病気になった患者さまのお話を伺っていると、

グレープフルーツがすごく好きとか、毎日何杯もコーヒーを飲んでいるとか
トマトや梅干しが好きで毎食食べているとか・・・

なるほど・・・と思ってしまうことが多いのです


尿は老廃物ですから、食べたり飲んだりしたものが出てくるんですね~

そしてその老廃物を貯めておくのが膀胱の役割

もっと膀胱に感謝して、労わってあげなきゃいけませんねぇ・・・



この病気の怖いところは、進行すると膀胱が硬く萎縮して、尿を貯めることができなくなってしまうこと
しかも、治療には時間がかかります


もし気になる症状がある時は、早めに専門医を受診したほうがイイですね



そして、勉強会では、このような内容を中心に、スライドを使ってお話させていただきました。

               
                勉強会の様子

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          皆様とても熱心にメモをとってくださって、ビックリ・・・


          私もたまには、歌以外でマイクを持つこともあるんですね

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                勉強会の後は、記念撮影

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           あれーピンぼけだけど、まいっか
           皆さんとてもにこやかな笑顔楽しそうですぅ



そしてお弁当を食べながら質疑応答

ここでも鋭い質問が飛び交っていたのでした・・・

でも、終始和やかに、笑い声も絶えず・・・、楽しい会でした


同じ女性医師として皆様のパワーには本当に圧倒されました~

そして、心強くも感じたのです



私の話が皆様の日常診療のお役に立てたなら嬉しいで~す



私も、もっと頑張らないと・・・

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この記事へのコメント

さっちなのだ
2011年05月24日 23:12
すいません
お写真なかなかよいのが取れず

ブレた集合写真はO氏ですが(笑)

ご講演、本当に分かりやすく、大変勉強になりました♪
ありがとうございました!
ほのぼの
2011年05月25日 22:24
さっちなのださん、こんばんは
一昨日はお疲れ様でした。
お蔭さまで無事勉強会を終えることができてホッとしています
ありがとうございました

頻尿で悩んでいる方も直接泌尿器科には行きにくいことが多いですよね。
そのような患者さまが、かかりつけの病院で相談できて、必要な時は泌尿器科に紹介していただけたらイイなぁ・・・、なんて思っています。
病診連携だけじゃなくて診診連携も大切ですね

これからもよろしくお願いいたします
2012年08月31日 02:12
はじめまして
まさに今この病気(頻尿、膀胱が萎縮)です。
お薬のんで2週間、少しはよくなったかと思うと
又、逆戻りしたように切迫感があります。
今夜も我慢がつらくて気をまぎらわすため
こうしてネットをやっています。
もっと早く知って治療をすれば良かったと
後悔しています。
時間がかかっても治るものなのでしょうか。
ほのぼの
2012年08月31日 19:49
麦さんコメントありがとうございます
間質性膀胱炎は排尿時以外にも常に不快感や痛みが出ることが多いので、とても苦しいですよね
そのつらさ、よくわかります
間質性膀胱炎は食事療法と内服薬、膀胱訓練で治療されることが多いですが、とても時間がかかります
私の外来にも何年も通っている方がいらっしゃいます。
皆さん初診時に比べてとても良くなっていますが、お薬を中止すると悪化することもあります。
麦さんの場合、まだ治療開始後2週間とのことですので、食事療法は必ず守って、お薬も続けて、膀胱訓練をしてください。
諦めないで治療することが大切です。
もし、膀胱の委縮もあるようでしたら、膀胱拡張術やお薬の膀胱内注入も適応になるかもしれません。
主治医の先生にご相談してみてはいかがでしょうか。
直接診察していないので、このくらいのことしかお話しできませんが・・。
2012年09月04日 23:46
早速の返信ありがとうございます。
お礼が遅くなったこと、お詫びします。
ほのぼのさんのお話はとてもわかりやすく
近ければ診察していただきたい位ですが
こちら関東なので残念です。
ほのぼの
2012年09月05日 23:39
麦さんこんばんは
関東でしたら、都内や横浜に私なんかより高名な女性の先生は沢山いらっしゃると思います。
もしご心配でしたら、一度受診されてみるのも良いかもしれませんね。
諦めずに治療してくださいね
ミラー
2020年01月28日 09:07
はじめまして。
まりやさんが大好きで、そこからこちらのホームページに辿り着きました。
前の記事ですがコメントさせてください。
私もずいぶん前からこの症状で間質性膀胱炎ではないか?と言われています。
ただ、薬が合わなくて食事制限のみで過ごしています。
このままでいいのだろうかと不安な毎日です。尿を溜めることはできます。不快感と痛みがありますが夜は起きずに済んでいます。
治癒はない、寛解を目指して頑張っていますが他の病気に移行しませんか。
尿量が溜められる→水圧拡張や薬剤注入はまだやらなくていいのでしょうか。
薬が飲めないので何もできず経過観察だけです。
先生のお考えをお聞かせいただけたら嬉しいです。
ほのぼの
2020年01月30日 00:32
ミラーさんコメントありがとうございます。
まりやさんのファンの方にコメントを頂けて嬉しいです🎵
間質性膀胱炎ですが、診断には膀胱生検が必要ですが、症状が軽ければお薬と食事制限でコントロールも可能かと思います。
ただ、どのようなお薬を使っていたのかわかりませんが、お薬が飲めないのであれば、食事制限はかなり厳密にしなければならないですね。
悪性の病気などに移行することはありませんが、膀胱が萎縮しないように、とにかく水分をたくさん摂って尿を薄くしてあげることと、膀胱訓練が大切ですね。
夜も起きないとのことなので、今のところ水圧拡張は必要ないと思いますが、痛みがひどいのであれば水圧拡張で一時的に楽になる可能性はあるかもしれません。
直接診察をしたわけではないので、あくまでも参考意見としていただければ、と思います。
>
>はじめまして。
>まりやさんが大好きで、そこからこちらのホームページに辿り着きました。
>前の記事ですがコメントさせてください。
>私もずいぶん前からこの症状で間質性膀胱炎ではないか?と言われています。
>ただ、薬が合わなくて食事制限のみで過ごしています。
>このままでいいのだろうかと不安な毎日です。尿を溜めることはできます。不快感と痛みがありますが夜は起きずに済んでいます。
>治癒はない、寛解を目指して頑張っていますが他の病気に移行しませんか。
>尿量が溜められる→水圧拡張や薬剤注入はまだやらなくていいのでしょうか。
>薬が飲めないので何もできず経過観察だけです。
>先生のお考えをお聞かせいただけたら嬉しいです。
ミラー
2020年01月31日 22:35
返信ありがとうございます。
薬はIPDカプセルです。
全身にむくみが出てドクターストップとなりました。
薬を飲んだら治るのではないかと期待をもっていましたので残念でしたが、他の病気になってもいけないと主治医からお話があり断念し食事療法で過ごしています。
調子が良い時もあれば悪い時もあり、悪い時は特に他に治療法はないものかと悩んでおりました。
水分をたくさん摂る事ですね。
これ以上悪化しない様にしっかりやっていきたいと思います。
痛い時、達郎さんとまりやちゃんの音楽を聴いて膀胱から気を紛らわせています。
ほのぼの先生、わかりやすく教えていただきましてありがとうございました。
ほのぼの
2020年02月01日 23:17
ミラーさんコメントありがとうございます。
残念ながら、間質性膀胱炎に有効な治療薬は少ないのですが、IPDは長期の服用で良くなった方もいます。
ただ、肝機能障害などの副作用も時々見られます。
ミラーさんは今のところ膀胱の萎縮はないようですので、もし痛みが強くて生活に支障がある時は、頓服で鎮痛剤を服用しても良いと思います。
炎症を抑える作用がある漢方薬などもありますので、主治医の先生にご相談してみてください。
「膀胱は心の鏡」ともいわれますので、膀胱のことを気にしすぎない、ということも大切です。
達郎さまとまりやさんの音楽を聴いて気分転換をするのはとても良いことですね🎵
頑張ってくださいね💓

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