膀胱炎の症状ですが・・・

3月になっても寒い日が続き、全道的に今週末もまた大荒れのお天気

今日の札幌は、またまた吹雪で、積雪は120cmを超えて・・・

東京は暖かくなっているらしいけど、札幌の春はまだ遠いなぁ・・・



寒いといえば、泌尿器科では膀胱炎の患者さまが多い季節

特に私のクリニックは女性の患者さまが多いので、膀胱炎の方も多くて

中には我慢しすぎて腎盂腎炎になってしまっている方も・・・



そして、外来診療の中で時々感じること・・・


初診の患者さまの診察はまず問診から始まりますが、

「いつ頃からどのような症状ですか?」 という質問に

「○○日前から膀胱炎の症状です・・・」 という返事が帰ってくることがあります

でも、それって、症状ではなくて診断

一応、診断するのは私の仕事なのですが・・・



初診の場合、診察前に問診表を書いていただいてはいますが、

時間の経過による症状の変化、

そして、悪化しているのか、軽くなっているのか・・・などなど

直接お話を聞かなければわからないことがあって、いろいろ質問してしまいます・・・

でも、初診再診にかかわらず、何度も膀胱炎を繰り返している方は

自分の経験から、「膀胱炎です」 という答えになってしまうのでしょうね

中には、友達に「膀胱炎」といわれたので来ました・・・、という方も



考えてみると、泌尿器科の中で、膀胱炎ほどよく知られている病気はないかもしれませんね

だって、患者さま自身が診断ができるのですから・・・

最近は「尿管結石」や「前立腺肥大症」なども有名ですが・・・

結石のお話は、また別の機会に・・・



ところで、いわゆる「膀胱炎」というのは、「細菌性膀胱炎」のことで、

尿道の出口の周りに常在している細菌が、尿道から膀胱に入って発症します

女性は尿道が短いので菌が入りやすく

原因菌として最も多いのが「大腸菌」

「尿の中に大腸菌がいます」なんて言われると、驚かれる方が多いですが

大腸菌は尿道の出口の周りに誰でも持っている菌なので、ご安心を・・・



そして、膀胱炎の症状は、

排尿時あるいは排尿後の痛み、排尿後もすっきりしない残尿感、

何度もトイレに行きたくなる頻尿、そして血尿などがありますが

膀胱炎と良く似た症状の病気や、別の病気が原因で膀胱炎を何度も繰り返してる場合もあります



たとえば、似たような症状の病気で、最近増えているのが間質性膀胱炎

それと、膀胱のがんや結石が原因で膀胱炎を繰り返すこともあります


間質性膀胱炎は、泌尿器科以外ではあまり知られていない病気で

排尿時以外にも常に膀胱のあたりが不快、

下腹部やお尻、外陰部など広範囲に痛い、

とにかく尿が近い、などの症状があって

尿の異常がないことが多いので、

「精神的なもの、気にしすぎ」 という診断になってしまうことも・・・



長くなるので、この病気については、またの機会に・・・

2011年5月24日のブログ記事(あじさい会のお話)、の中で簡単に説明していますので、参考にしてくださいね~




ということで、膀胱炎の予防は・・・

日常的に水分を十分に摂って(1.5~2Lくらい)、尿意を我慢しすぎない

3~4時間に1回は排尿するようにしましょう



そして、膀胱炎かな・・・、と思ったら

自分で「膀胱炎」と診断する前に、早めに病院を受診しましょう

受診が遅れると、治療が長引いてしまう場合もあります




皆様、まだまだ寒い日が続いていますので


くれぐれもお気をつけくださ~い




この記事へのコメント

太朗冠者
2013年03月10日 06:42
異常な症状を相談された後診断は真剣勝負ですね。
ほのぼの
2013年03月11日 00:14
太朗冠者さんコメントありがとうございます
症状を見逃さないように、診断する時はいつも真剣勝負ですね。
患者さまが自分で診断してしまうと、決め手となる症状に気づかないこともあるので、私の方がいろんな病気を想定して、質問をするようにしています。
やはり、問診は大切ですね
シバタ
2013年03月14日 01:14
幼少のころ、4つ上の兄貴が膀胱炎にかかった時、ママ、ぼう公園ってどこにあるの?僕も行きたいって言った記憶があります。
因みに、先月から、自己導尿を始め、残尿スッキリになりました。
ほのぼの
2013年03月14日 22:37
シバタさんコメントありがとうございます
子供って、大人が気付かないようなことを考えますよね。
いくつになってもその発想ができたら素敵ですね
自己導尿は大変ですが、1日1回でも膀胱を空にするのは大切なことです。
頑張ってくださいね

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