NHK朝ドラ「マッサン」と「現代のマッサンたち」

蒸留酒好きとしては見逃せない、朝ドラ「マッサン」・・・

実は昔からウイスキーはニッカ、というこだわりがあって

これは道産子のDNAかもしれませんが・・・

勿論学生の頃は、お酒の種類を選べるような身分ではなかったけれど

医者になってからは、飲むなら「ニッカウヰスキーと芋焼酎」 てな感じで



ニッカウヰスキーの思い出といえば、

医者になってまもなくの頃

盛岡に 「カラオケ道場」 というお店があって

カラオケを歌うと、道場長と呼ばれているマスターが審査をして、「段」を認定

昇段するごとにスーパーニッカが1本もらえる、というシステム

ボトルがなくなりそうになると

医局の先輩から 「ボトルもらいに行くぞ~」 というお誘いをいただき

みんなで飲むボトルのために、一所懸命歌うワタシでした・・・

スーパーニッカ、何本もらったかなぁ・・・

初段をもらった時の歌は、忘れもしない 渡辺真知子さんの「かもめが翔んだ日」

芸は身を助ける・・、を実感



なんて、前置きが長い・・・




そんなわけで、「マッサン」 も、前置きが長くなって

なかなかウイスキーづくりの話にならなくて

一時期視聴率が低迷していたけど

北海道に来てからも、突然話が進んだり、進まなかったり・・・



私としては、ドラマの中でウイスキーの知識を得ることができるかしら・・・、などと楽しみにしていたのに

ドラマの内容は、ウイスキーの話というより、登場人物の人間模様が中心


例えば、最初は広島で嫁いびり、というか嫁として認めてもらえず

大阪で勤めていた酒造会社では、ウイスキーをつくることを許されず

ウイスキーをつくったものの、株主に認められず、退職を余儀なくされ

ここまでは、朝ドラの常道ともいえる 「いびり」と「いじめ」


ウイスキーづくりのために勤めた鴨井商店では、親子の確執に巻き込まれ

おまけにエリーは大家さんの家庭問題にまでかかわって

北海道に来てからは、森野家の借金と親子の問題、

戦争、エマと一馬の恋物語、そして、一馬の出征・・・



観ている方としては、他人の問題にかかわっている暇があったら、

自分の問題解決したらイイのに・・・、と思ってしまいますが・・・



一方で、ウイスキーを造るまでのマッサンは

勤めていた酒造会社のお金でスコットランドに留学させてもらっていたのに

社長のお嬢さん、という婚約者がいながらエリーを連れて帰り

「婚約していると思わなかった」 とまで・・・

さすがに、マッサンそれはないんじゃない・・・、と思ってしまったワタシですが

(その後の、相武紗季さんの嫌がらせが陰湿・・・)

会社を辞めて別の仕事についても、気にいらないとすぐに辞めてしまい

あるのはウイスキーづくりの情熱だけで、独立資金もなく

出資者のお金で、余市にウイスキー工場と、結構立派な自宅を建てて

出資者の許可なくウイスキーを作り始め

しかも、売れない・・・

会社がつぶれそうになった時に、軍の指定工場になり、奇跡的に会社再生



ここまで見ていると、マッサンという人は、我儘で、自我を通すタイプ

夢ばかり見て、現実と周りが見えなくて

気が短くて、あとさき考えずに行動に移して、引くに引けなくなる

でも、窮地に陥るとなぜか誰かが助けてくれる


なんだか、我儘で強運の人のように思えますが・・・


ドラマの中でキャサリンがマッサンに言っていた

「辛気臭い顔」 という言葉が頭から離れません・・・


逆に言えば、辛気臭くて頼りなさそうだけど

真面目でまっすぐなところに、周りがつい手を差し延べてしまうのかもしれませんねぇ・・・


そして、どんな時でも 「ダイジョウブ」 と言ってくれるエリーがいたからこそ

周囲の信頼も得られたのかもしれません

まさに内助の功



それにしても肝心のウイスキーづくり

私が楽しみにしていたのは、ウイスキーの製造過程や、

薀蓄的なもの・・・、などなど


なのに、北海道に移住して

やっとウイスキー工場ができたと思ったら、いきなり何年も経っていて

その間の出来事や、ウイスキーづくりの苦労話が知りたいのに・・・



なんて思いながら、先週実家で母と一緒に夕食を食べていると

NHKのBSプレミアムで 「現代のマッサンたち~知られざるウイスキーの世界~」

というドキュメンタリー番組が放映され



今、スコットランドと日本でブームになっている 「小規模蒸留所(マイクロディスティラリー」

そのウイスキーづくりの世界を訪ねて、その心意気に迫る・・、みたいな内容

「現代のマッサンたち」、というのはそんな小規模蒸留所でこだわりのウイスキーをつくっている人々のこと



ウイスキーの製造過程の中には

機械や職人技に委ねられる部分と、技ではどうにもならないものがあって


例えば、いわゆるスモーキーフレーバーのもとになるピートによって、

その土地を流れる水は既にウイスキーの一部

土地と水がもたらす恵みですね


樽の中の「天使」が、美味しいウイスキーをつくる代わりに

「天使のわけまえ」 をもらっているなんて・・・

素敵ですね・・・


そういえば、日本酒の樽の中には 「妖精」 がいて

日本は 「妖精の国」 と、さだまさしさんが言っていましたね



そして、蒸留液の真ん中の部分、いわゆるミドルカットだけを取り出す技

ブレンドのさじ加減 などなど・・・

ウイスキーが作られるまでの職人の技に、思わずため息・・・


これだけの時間と技術が費やされていると思うと

あの琥珀色が宝石のように感じられますね・・・




それにしても、このドキュメンタリーは、これぞ私が知りたかったこと、ってお話だけど

この内容を朝ドラに求めるのは無理ですね

考えてみれば、朝ドラはドキュメンタリーではなくホームドラマ


本当の人物像を知るためには

朝ドラゆかりの土地を巡る、みたいな関連番組が必要になるわけで・・・



という事で、あと半月あまりの放送

今後の展開が楽しみなところだけど



私の密かなお気に入りのシーンは

マッサンが夜一人でソファーに座って、ウイスキーを味わっている姿

なんだか、みているだけでホッとするシーン

ドラマとはいえ、本物のウイスキーを飲んでいるようにみえますが・・・

玉山鉄二さんの飲み方を見ていると

本当にウイスキーが好きな人なんだなぁ・・・、って感じますねぇ

隣に座って一緒にウイスキーが飲めたら楽しいでしょうね・・・



そんなことを考えていたら、スコッチが飲みたくなってしまいました

でも、家では絶対飲まないことに決めているから



近いうちに飲みに行こうかなぁ・・・





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この記事へのコメント

太朗冠者
2015年03月07日 04:50
お酒の歴史を味わって飲むようにします。
気仙のまっさん
2015年03月07日 07:35
おはようございます。古過ぎて゛すが 朝ドラは「おはなはん」は見ましたが、以降は、たまにしか見れませんでした。私も昔から「まっさん」と呼ばれています。玉山さん、いい男ですね。嬉しいやら、落ちこむやら?学生時代は、早くオールドパーやバランタインなど少しランクの高いウィスキーをオヤジのダジャレになりそうなのて゛止めますが、スコシでいいから、飲める身になりたいと思っていました。 それにしても、マスターブレンダーの方、凄いですね。 美味しいお酒が、いつまでも飲めますように、ご自愛ください。
しろくま
2015年03月08日 13:21
私も、ウィスキーはニッカで、いつも竹鶴の17か21です。
ロックで飲むと、
香りと味に魅了されます。
ほのぼの
2015年03月09日 00:38
太朗冠者さんコメントありがとうございます
作り手の技や苦労を知ると、味わって飲まなければ、と思います。
高価なものにはそれだけの価値がありますね
ほのぼの
2015年03月09日 01:05
気仙のまっさんさんコメントありがとうございます
私も「おはなはん」みました、樫山文江さんですよね。
主題曲は今でも覚えています
大学生の頃に見た朝ドラは、宝塚音楽学校を舞台にした「虹を織る」、主演は紺野美沙子さんでした。
医学生の私は、別世界の宝塚にあこがれていましたね
その後は、勤務先の医局のチャンネルがどの局になっているかによって、観たり観なかったりです。
達郎さまの「DREAMING GIRL」が主題歌だった、松嶋菜々子さんの「ひまわり」は観ました。
結構観てますね
最近は「梅ちゃん先生」からです。

「まっさん」といえば、さだまさしさんも「まっさん」ですね
玉山さんも良いですが、風間杜夫さん好きです「蒲田行進曲」のイメージが強くて・・。

学生の頃は、とにかくアルコールであれば何でもよかった、という感じで、やっと少し高級なお酒が飲める年になったと思ったら、弱くなっていました・・・
これからは細く長く飲みたいと思います
ほのぼの
2015年03月09日 01:09
しろくまさんコメントありがとうございます
私は最近はスコッチかカルバドスを飲むことが多くなって、ニッカはあまり飲んでいませんでしたが、最近飲む機会がありました。
美味しかったですね
グリーン
2015年03月12日 00:06
先生と同じで毎日朝ドラを観てます。

北海道余市では一層熱が入りますね。

朝ドラの『どんと晴れ』は盛岡の老舗旅館の話でしたね。

盛岡のカラオケ店の話はなかなか面白かったです。

今はないでしょうか?

盛岡のウィスキーの話となれば、下の橋の『スコッチハウス』で世界のスコッチのコレクションが素晴らしく有名人を含め全国各地からファンが集まり新聞やテレビで報道されてます。

先生は行かれたことありますか?

生生流転
2015年03月12日 23:59
すいません。遅ればせながら、

『祝開院6周年まことにおめでとうございます。クリニックのますますのご発展とスタッフ皆様のご多幸を祈念申し上げます。』

朝ドラ私も好きで見てました。「旅路」「繭子ひとり」「藍より青く」「鳩子の海」は何故か記憶があります。

で、昼のポーラテレビ小説も大好きで「安ベエの海」「オランダおいね」「お登勢」なんかは好きでした。だからといって決して不登校ではありませんよ。

さて、いよいよ14日から「風に立つライオン」が上映されますね。タオル持参でステラに行こうと思ってますが、この時期いろいろあるので・・・

行けたらご報告します。ウィスキーでもうひとつ、「山歩き川歩き」エキサイトブログですが、この方の星空写真とウィスキーの薀蓄はすばらしいです。

私も山歩きはしますがカメラはここまでできないのでもっぱら網膜に焼き付けることしかできないので、羨ましいです。

ほのぼの
2015年03月13日 23:38
グリーンさんコメントありがとうございます
「カラオケ道場」は比較的すぐに閉店したような気がします。
ボトルもらいすぎたでしょうか・・・

「どんと晴れ」は私も見ていました。
札幌に戻ってからなので、懐かしかったです
開運橋を渡る場面は特に印象深かったですね。
あの橋は、私にとっては札幌と盛岡を隔てる橋のような気がします。

盛岡のお店はいろいろ行きましたが、時間が経ちすぎて忘れてしまいました。
札幌に戻って13年になります
スコッチハウスは比較的新しいお店なのだと思います。
昔は「グラスゴー」というお店がありましたが、今はあるのでしょうか。
一昨年、大学の同期会で盛岡に行った時は、二次会が「見聞録」でした。
なかなか風情のあるお店ですよ。
是非一度訪れてみてください
ほのぼの
2015年03月13日 23:46
生生流転さんコメントありがとうございます
ご丁寧にありがとうございます
「旅路」とか、古い朝ドラは結構見ています。
小学生の頃だったと思いますが・・・

「風に立つライオン」の試写会に申し込んだのですが、外れました
ステラに行けば良いことなので、問題ないのですが・・、一応運試しで・・・。

ホント、忙しい時期ですよね。
私もステラに行けたら、報告します

ご紹介いただいたブログ、時間のある時に是非見させていただきます。
情報提供ありがとうございました
グリーン
2015年03月14日 13:21
先生、盛岡のグラスゴーは残念ながら、6年程前に閉店したようです。

かなり有名なお店だったようですね。

見聞録は私の自宅から比較的近距離ですので、機会があれば二次会で行ってみます。

ほのぼの
2015年03月15日 13:33
グリーンさんコメントありがとうございます
グラスゴー、閉店したのですね、寂しいです
医大の先生や学生も多く、素敵なお店でした。

見聞録もイイと思いますよ。
2012年9月11日の私のブログの中に、見聞録の話題と写真が載っています。
よろしければ参考にしてみてください。
バーなのにお座敷があって、二次会に良いと思います

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