泌尿器科女医の「ほのぼの日記」

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zoom RSS 北海道胆振東部地震から10日が過ぎて・・・

<<   作成日時 : 2018/09/18 01:14  

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9月6日3時7分に発生した北海道胆振東部地震から10日が過ぎました

地震で亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます



札幌市は区によって被害状況が様々で

比較的地盤の硬い中央区は震度4の揺れでした



地震の時、私は錦織くんの全米オープンを観戦中

毎日仕事を終えて帰宅するのが0時近くになるため

食事を終えて、ウトウトしながらテレビを見ている最中でした

慌てて、お気に入りのコーヒーカップを並べている棚の扉をおさえたけれど

特に壊れたものもなく・・・

マンションの揺れはかなり強かったけれど

私的には東日本大震災の時にクリニックで感じた地震の方が強いような気がしました

揺れが収まって、急いでお風呂にお湯を入れ始めたところで停電



実は前日の台風の時に、私のマンションが建つ一角のみが数時間停電になっていたので

今回も何時間か後に回復するだろう、と軽く考えていたけれど・・・



サンソンを録音するためのラジオが電池式だったのが幸いして

ラジオをつけて、スマホのライトを頼りに手回しで充電できる懐中電灯を探し・・・

普段からなんでも買い置きをしておかないと不安になる性格のため

(職業柄最悪の事態を想定する習慣がついているので・・)

自宅には電池がたくさんあったので、ひとまず安心



ただ、マンションは停電になると水が出ないので、トイレが使えない

しかも、3年前にリフォームしたトイレはタンクレス

なのでお風呂に貯めてある水も使えない

実家に電話をすると、水が出ているとのことなので、

取りあえず中央区は断水にはなっていないことを確認



そんなやり取りをしている間に外は少しずつ明るくなってきて・・・

お天気が良かったことがせめてもの救いでしたね

停電ということは、仕事もできないし

スタッフには、地下鉄が止まっている間は出勤しなくても良いことを連絡して

とりあえず、私は8時半頃に徒歩でクリニックへ

すると、なんと、スタッフは歩いてクリニックにきていました

みんなありがとう!!

スタッフの中には北区で、マンションの部屋の壁とベランダにヒビが入っていた人もいたのに



クリニックのビルは電気は止まって水も出ない状態なので全館休業だけど

中に入ることができたので、医療機器が壊れていないかどうかの確認をしたところ

電子カルテと画像ファイリングシステムの無停電装置の警報が鳴っていただけで

特に被害もなくホッと一安心

電子カルテ会社に電話をして、停電後の対処の仕方と通電後の起動方法を確認して

とりあえず一旦解散



ところで、朝クリニックに行く時にはすでにコンビニの前に長蛇の列

クリニックから帰る時には、商品がなくなったためか列もなくなっていました

そして、近くのガソリンスタンドには列が・・・


私の車はガソリンが残り10Lを切っていたけど

実家の往復以外は、徒歩で行ける範囲だけでなんとか生活できそうだったので

供給が落ち着くまで我慢することに・・・



クリニックから一旦自宅マンションに戻り

長い階段を上って一息ついたところで

忘れていた尿意が・・・

自宅のブレーカーを下して

懐中電灯と電池、着替えと洗面道具、枕を持って、急いで実家へ


信号が消えた片道3車線の道路を右折するのはとても緊張しました



そして、お昼過ぎには、あちらこちらで電気がついたという情報が入ってきたけれど

夕方になっても電気がつく気配もなく

仕方ないので、そのまま実家にお泊り〜!



実家の隣に住んでいる兄の奥さんは小児科医で、

停電になってすぐに病院に行ったまま帰って来られないので

母と兄と3人でカセットコンロで焼き肉〜

実家はオール電化なので、停電の時のために妹がカセットコンロを準備していたのです

そして、私が冷凍しておいたご飯をお鍋で蒸して、ホクホクご飯の出来上がり〜

食後には、溶けかかっていたアイスクリームを兄と二人で食べまくり



ロウソクの下で、久しぶりに親子水入らずで昔話を・・・

私が子供の頃は台風や地震、大雪の時の短時間の停電は良くあることで

こうしてロウソク立てていたよね・・・なんて懐かしい話を

今みたいに電子媒体なんて無いし

昔の人は冷蔵庫のない生活に慣れていたので

結構平気だったような記憶が・・・

母は洞爺丸台風や、戦争中の話まで・・・

戦争中は2ヶ月くらいお風呂に入れないのは普通だったし

お風呂の事なんか考える余裕もなかったからねぇ

なんて言われると、返す言葉がない・・・

またしてもぐうの音も出ない私でした



そんな話をしながらスマホをみると、突然圏外になっていて・・・

ラジオ以外に情報源もないし、同じ内容ばかりで

メールもできないから、とっとと寝よう


ということで、いつもよりしっかりご飯を食べて、早くに就寝

万年睡眠不足の私は、亡くなった父のベッドで朝5時まで爆睡〜


なんだか妙に健康的・・・


そして、5時半頃に突然通電



電気が通ったとなれば、仕事のことを考えなければならないので

まずは自宅に戻る前にクリニックに寄ってみると、こちらも電気がついたとのこと

既に管理人さんと大家さんがいらしていました



すぐに自宅に戻ってシャワーを浴びて身支度を整えて出勤

スタッフが揃ったところで、電子カルテの調整をして

地下鉄も動き始めたので、午後から診療再開〜



やはり、予想通り先週は膀胱炎の患者様が多かったです

トイレ事情が悪いと飲水をひかえてしまいますからね

正常に排泄できるということはとても大切なことです

排泄できなければ飲食もできなくなるのですから




それにしても、停電発生時は北海道全体が停電になっていたとは想像もできず・・・

というか、札幌が停電になった瞬間も何故?って感じだったのに

全く揺れなかった道東や道北の方々にとっては、意味不明ですよね

冬のホワイトアウトなら知っているけど

ブラックアウトなんて言葉は初めてききました


そして、計画停電の話もあったけれど

早ければ18日から苫東厚真火力発電所1号機が再稼働される予定とのことなので一安心



停電解消後に色々なお話を聞いていると

通電の順番は、お役所、公共の施設や病院、避難所の付近、JRの駅、地下鉄沿線が比較的早かったようです

計画通電でしょうか・・・

スマホが突然圏外になったのも、

回線が込み合わないように携帯電話会社が計画的に圏外にしていたのかもしれませんね



ところで、地震当日から翌日に列を作っていたガソリンスタンドは・・・

土曜日の夕方にいつものスタンドに行ってみると

並んでいたのは1台

しかも、給油量制限があるのかな・・・、と思ったら

満タンですか?なんて聞かれて

満タンできるんですか?

大丈夫ですよ!なんて会話が交わされて・・・

ありがとうございました、助かりました・・って感じでした



そして、今回スーパーから消えたものは乳製品とパン、納豆、お豆腐、野菜

特に牛乳と納豆はまだまだ品薄状態

毎朝のパンと牛乳、ヨーグルトがないのはつらいけど

とりあえず、あるものを食べていれば大丈夫

私はもともと燃費が良くて

エンゲル係数が低いですからね

戦争を経験している母は、住むところがあるだけで幸せそうでした



普段何気なく使っているものも、無くなってみて大切さに気付くものです

物も人も・・・

この気持ちを忘れないで暮らしていかなければいけないですね



今回の地震ではいろいろ反省点もあり

自然災害が多発しているこの時代に

今後の防災への教訓が沢山ありました



便利だなぁ・・・、と思ったもの

1.停電の時でもノートパソコンの灯りに救われ、スマホの充電もできたこと

2.なんといってもカセットコンロ

3.スマホのほかにタブレットも持っていたので、両方でメールとネットができたこと

4.冷凍ご飯、パン

5.電池がない時のために、手回しで充電できるラジオ付きライト・・・ちょっと体力必要ですが・・・

6.勿論懐中電灯とラジオ(電池で動く)



失敗だったなぁ・・と思ったこと

マンションなのにタンクレスの自動洗浄トイレにしてしまったこと・・・

留守の時にも定期的に洗浄してくれるので、便利だったのですが

考えが甘かった・・・



この10日間で準備したもの

1.ソーラーライト

2.長期保存できる缶入りのパン

お米と果物は、妹がいつもネットで直接生産者から買っているので、今回も同様に購入




今不安なことは・・・

勿論余震は心配です

昨夜も午前3時近くに比較的大きな余震がありましたが

実は、私は爆睡していて気づきませんでした

今朝、友達や家族から 「夜中の地震は結構強かったよね」 なんて言われて

「えっ、知らない・・・地震あったの?」

全員に呆れられました

昔は地震の直前に目が覚めるくらい敏感だったのに

いくら疲れているからと言って

みんなが話題にするほどの地震に気づかないなんて・・・

年のせいでしょうか・・・

それが一番の心配事です




今回の地震に際して、本州に住む多くの方からメールをいただき、ありがとうございました

また、FBでも安否確認のリクエストをいただき

コメントもいただきました

心から感謝申し上げます



自分から情報を発信する余裕もなく、時間が過ぎてしまいましたが

現在もこうして元気に仕事をしています



北海道は農家の被害や景気の低迷もあります

地震が落ち着いた後にでも、観光にいらしていただければ嬉しいです



また、この地震が冬に起こっていたら・・・と考えただけで不安がつのります

北海道電力の皆様には

ブラックアウトが起こらないように、発電所及び送電設備の点検をよろしくお願いいたします



長々と書いてしまいましたが

私自身が今回の経験を忘れないように

そして、こんな話でも少しは誰かのお役に立てば幸いです



避難所生活の皆様に一日も早く平穏な日常がもどりますように

心から願っています






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内 容 ニックネーム/日時
先生、ご家族の皆様の無事に安堵しました。一方、大切な多くの命が失われ、言葉がありません。ご冥福を心より、お祈り申し上げます。被災者の皆様が、普通の生活に早く戻れますように、心より祈っております。災害列島に住んでいる以上、どこにでも起こり得ることと、肝に命じて、改めて意識を高めて行きたいと思います。それにしても、ブラックアウトが起こるとは驚きました。負けるな北海道、頑張ってください。くれぐれもご自愛ください。
気仙のまっさん
2018/09/18 12:54
地震があった日の午後、息子が自転車で走っていると 信号がついている辺りはスマホのアンテナがたち、信号がついていない所に来ると圏外になったそうです😓
ガラケーを使っている友人は圏外にはならなかったと言っています。
災害の時は便利な物から使えなくなっていくような気がしました😣
雨と雪
2018/09/18 17:57
安否を気遣う友人、知人からのメール・LINEにバッテリー容量を気にしながら対応してました。
停電が解消した後に「心配していたが停電だったので敢えて連絡しませんでした」という内容のメールが数件入りました。
こういう配慮が大事だと感じました。
自分の性格としてはすぐに「大丈夫ですか・・・」と聞いていたに違いないです。
RYO
2018/09/20 13:58
気仙のまっさんさんコメントありがとうございます
励ましのお言葉をいただきとても嬉しく思っています
昨日は苫東厚真発電所の1号機が再稼働し、本日2号機も再稼働しました。
これで北海道の電力供給も震災前に戻ったとのことですが、失われた命が戻ることはありません。
そして、関西空港も全面的に再開されたというニュースを観ましたが、関西と北海道が被った経済的損失もはかり知れません。
日本列島、どこで自然災害が起こっても不思議はないので、これを教訓として、常に防災意識を持たなければならないと思います。
私が盛岡に住んでいた25年の間にも、何度も地震を経験しました。
気仙のまっさんもくれぐれも自然災害への備えをお忘れにならないよう、お気を付けください。
ほのぼの
2018/09/22 02:02
雨と雪さんコメントありがとうございます
携帯の会社によって違うのかもしれませんね。
私の場合、地震直後は普通にスマホが使えたのですが、その日の夜に突然圏外になりました。
一緒にいた母のスマホと兄のガラケーも同時に圏外でした。
一人だけほかの場所にいた妹が、3人の携帯がつながらないのでとても不安を感じていたようです
全員ドコモだったので、計画的に基地局の通信を止めているのではないかと推測されました。
いつかは戻ると思い、とりあえず寝ることにして、翌日朝には戻っていました
普段パソコンやスマホに頼りすぎていますが、昔はそれでも生活できていたので、一時的に使えなくなっても慌てず騒がず・・、というところでしょうか。
ほのぼの
2018/09/22 02:12
RYOさんコメントありがとうございます
テレビのニュースでは北海道の惨状が放映されており、テレビが見られない私たちより道外の友人の方が詳細を把握できていたようです。
それをみるとやはり心配でメールしたくなると思います。
不安な状況にいる中で、安否を気遣ってくださるメールをいただいて、本当に勇気づけられて、ありがたいと思いました
とりあえず「大丈夫です」の一言だけならそれほどバッテリーも消費しないので、余裕のある時に返信していました。
一方、道内に住む友人から誰からもメールはありませんでした。
私もしませんでした。
お互いに状況が何となくわかるのでとりあえず落ち着いてから、と思っていました。
災害の時の対応の仕方は色々だと思いますが、相手の負担にならないように、気持ちが伝わればよいのではないでしょうか。
ほのぼの
2018/09/22 02:27
北海道電力を、訴えるのを検討するスーパーがありますがそんな事で考えられない
お互い様だと思います。
太郎冠者
2018/10/11 18:56
太郎冠者さんコメントありがとうございます
今回のブラックアウトは北電の責任は重く、大きな損害を被った企業は沢山あると思います。
スーパー側も廃棄せざるを得ない商品が多量にあったので、訴えたくなる気持ちはわからない訳ではありません。
でも、自然災害の時は想定外のことが起こる可能性は常にあるので、自分の身を守ることを考えたほうが良いような気がしますね。
例えば自家発電機とか・・・。
透析施設では透析中の停電に備えて自家発電を持っている施設は多いと思います。
ほのぼの
2018/10/14 00:17

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