万灯会 2013
お盆休みも終わり、昨日はお盆最後の万灯会(まんどうえ)
亡くなった方の霊をお送りするために毎年8月16日の夜にお墓で行われます
藻岩山の麓のロープウェイ入り口そばにある「北海御廟」は
真宗大谷派のお寺で、我が家のお墓もそこにあります
ところで、霊をお見送りするためには、まずお迎えしなければ・・・
ということで先週土曜日にお墓参りにいったものの・・・
お墓の掃除のため2回目にお水を汲みに行ったところ・・・
なんと、水道の蛇口のそばに溜まっていた雨水の中でカラスが行水
怖くて、2回目のお水を汲めなくて、なんとなくお掃除が中途半端だったけど
でも、母と兄がその前の週に別々にお参りに来ていたので、結構お墓はきれいなままで
御線香をあげて、入院したことや最近のことを父に報告して、お墓参り第一回目は終了~
それにしても、お墓参りで怖いのは霊よりカラス、ですね
それはさておき、毎年恒例の万灯会、
一昨年は雨のため、去年も雨はやんだものの地面がぬかるんでいたため、法要は御廟の中で執り行われました
そして今年は、最高気温が31.5℃と蒸し暑いながらも、夕立もなく、とても良いお天気
私と母は夕方5時すぎにお寺に着いて
父の戒名を書いたお札を奉納して、お墓まで上っていくと
去年取り壊された廟塔の代わりに、テントが・・・
ちなみに去年老朽化で取り壊された廟塔はこれです
去年のブログの写真です
ちょっと寂しいけれど、新しい廟塔が建立予定なので・・・
まだまだ明るい札幌の街並みを見下ろしながら、お墓のお掃除
そして、上を見ると昨年リニューアルされた藻岩山ロープウェイ
5時半になると、ステージでは落語が始まり
陽も落ちて涼しい風が吹いてくる中、6時半からの法要まで、しばし我が家のお墓の椅子に腰を下ろして母と昔話
私が子供の頃のことや、高校生、大学生の頃の話・・・
父は単身生活の開業医で、札幌にいるのは毎週土日とお盆とお正月だけ
一緒に過ごした時間が少ないうえに
もともと、あまり多くを語らない父だったから
父に叱られたことはあまりなかったけれど、逆に褒められた記憶も薄く・・・
どんなに頑張っても、まだ頑張り足りないのかなぁ・・、といつも不安に思っていたワタシでした
高校時代にテニスに夢中になって、全道大会で優勝してインターハイ出場を果たした時も
父が喜んでくれた記憶も褒めてくれた記憶もなくて・・・
私の記憶喪失かもしれないけど・・・
でも、私が大学受験に失敗した時に父は母にこう言ったそうです
「インターハイに行けるまで頑張ってテニスの練習をしたことは、大学に合格するよりも尊いことだ」と・・・
その時母は、父が尊敬すべき人であることを再確認
そんなことを知る由もない私は、お父さんみたいになりたいので、とにかく1年間だけ浪人させてください、と浪人生活に突入
勿論テニスには未練もなく、次の目標は医学部受験
まず、目指すは予備校の皆勤賞
とにかく何があっても毎日予備校に行く!!という目標で
私の性格上、決められた課題を黙々とこなすのは得意
ならば、予備校の授業について行けたら、きっと合格できるはず、と信じて・・・
翌年なんとか医学部に合格
今思えば、本当に私の性格をよく知っていた父だからこその言葉、のような気がしますねぇ・・・
何かに夢中になると、それまでのすべてをリセットして、次の目標に向かってしまう、という悪い癖
子供の頃から続けていたピアノをやめる時だって、両親は何も言わず・・・
でも、ピアノに関しては、私にそれほどの才能がない事に気づいていたのかもしれないなぁ・・・
むしろ、才能のないピアノにしがみついているより、手に職付けて正解だったかも・・・
なんて、前向きな発想~
得意なことでも、職業にしてしまうと辛いことが多いですからねぇ・・・
音大に入るほうが大変だったかもしれないし・・・
そんなこんなで、母と思い出話をしているうちに法要の時間
お墓から降りて、ステージの前の石段に腰かけて、法話を拝聴
そして、読経とともに、全員廟塔に向かって合掌
7時半からはお楽しみ抽選会があったけど、お腹もすいてきたので
母と二人帰路についたのでした
こうして、今年の万灯会は無事終了
母もまだお墓まで自力で上ることができて、ホントに良かったぁ・・・
お父さん、次は秋のお彼岸にまたお会いしましょう~

亡くなった方の霊をお送りするために毎年8月16日の夜にお墓で行われます

藻岩山の麓のロープウェイ入り口そばにある「北海御廟」は
真宗大谷派のお寺で、我が家のお墓もそこにあります

ところで、霊をお見送りするためには、まずお迎えしなければ・・・

ということで先週土曜日にお墓参りにいったものの・・・
お墓の掃除のため2回目にお水を汲みに行ったところ・・・

なんと、水道の蛇口のそばに溜まっていた雨水の中でカラスが行水

怖くて、2回目のお水を汲めなくて、なんとなくお掃除が中途半端だったけど

でも、母と兄がその前の週に別々にお参りに来ていたので、結構お墓はきれいなままで

御線香をあげて、入院したことや最近のことを父に報告して、お墓参り第一回目は終了~

それにしても、お墓参りで怖いのは霊よりカラス、ですね

それはさておき、毎年恒例の万灯会、
一昨年は雨のため、去年も雨はやんだものの地面がぬかるんでいたため、法要は御廟の中で執り行われました

そして今年は、最高気温が31.5℃と蒸し暑いながらも、夕立もなく、とても良いお天気

私と母は夕方5時すぎにお寺に着いて
父の戒名を書いたお札を奉納して、お墓まで上っていくと
去年取り壊された廟塔の代わりに、テントが・・・

ちなみに去年老朽化で取り壊された廟塔はこれです
去年のブログの写真です

ちょっと寂しいけれど、新しい廟塔が建立予定なので・・・

まだまだ明るい札幌の街並みを見下ろしながら、お墓のお掃除

そして、上を見ると昨年リニューアルされた藻岩山ロープウェイ
5時半になると、ステージでは落語が始まり

陽も落ちて涼しい風が吹いてくる中、6時半からの法要まで、しばし我が家のお墓の椅子に腰を下ろして母と昔話

私が子供の頃のことや、高校生、大学生の頃の話・・・
父は単身生活の開業医で、札幌にいるのは毎週土日とお盆とお正月だけ

一緒に過ごした時間が少ないうえに
もともと、あまり多くを語らない父だったから

父に叱られたことはあまりなかったけれど、逆に褒められた記憶も薄く・・・

どんなに頑張っても、まだ頑張り足りないのかなぁ・・、といつも不安に思っていたワタシでした

高校時代にテニスに夢中になって、全道大会で優勝してインターハイ出場を果たした時も

父が喜んでくれた記憶も褒めてくれた記憶もなくて・・・

私の記憶喪失かもしれないけど・・・

でも、私が大学受験に失敗した時に父は母にこう言ったそうです
「インターハイに行けるまで頑張ってテニスの練習をしたことは、大学に合格するよりも尊いことだ」と・・・

その時母は、父が尊敬すべき人であることを再確認

そんなことを知る由もない私は、お父さんみたいになりたいので、とにかく1年間だけ浪人させてください、と浪人生活に突入

勿論テニスには未練もなく、次の目標は医学部受験

まず、目指すは予備校の皆勤賞
とにかく何があっても毎日予備校に行く!!という目標で
私の性格上、決められた課題を黙々とこなすのは得意

ならば、予備校の授業について行けたら、きっと合格できるはず、と信じて・・・
翌年なんとか医学部に合格

今思えば、本当に私の性格をよく知っていた父だからこその言葉、のような気がしますねぇ・・・

何かに夢中になると、それまでのすべてをリセットして、次の目標に向かってしまう、という悪い癖

子供の頃から続けていたピアノをやめる時だって、両親は何も言わず・・・
でも、ピアノに関しては、私にそれほどの才能がない事に気づいていたのかもしれないなぁ・・・

むしろ、才能のないピアノにしがみついているより、手に職付けて正解だったかも・・・

なんて、前向きな発想~

得意なことでも、職業にしてしまうと辛いことが多いですからねぇ・・・

音大に入るほうが大変だったかもしれないし・・・

そんなこんなで、母と思い出話をしているうちに法要の時間

お墓から降りて、ステージの前の石段に腰かけて、法話を拝聴
そして、読経とともに、全員廟塔に向かって合掌

7時半からはお楽しみ抽選会があったけど、お腹もすいてきたので
母と二人帰路についたのでした

こうして、今年の万灯会は無事終了

母もまだお墓まで自力で上ることができて、ホントに良かったぁ・・・

お父さん、次は秋のお彼岸にまたお会いしましょう~

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